ユニットバス壁内部銅管水漏れ

札幌市壁内部での水漏れ修理 銅管ロウ付け作業です。

壁を一部撤去して壁内部の銅管の修理,ロウ付け作業です。

この前お客様に「溶接してるの?」と聞かれたのですが銅管はロウ付け作業になります。溶接は金属を「お互いに」「溶かして」「接合する」作業ですが、ロウ付けは「金属の隙間」今回の場合は「銅管」と「継手」の隙間に溶かした「銀ロウ」を流し込む作業です。

ロウ付け作業というのは毛細管現象を利用して溶かしたハンダ「銀ロウ」を銅管と継手の隙間に入れて密着させる作業のことです。

まず、毛細管現象とは、細い管やキャップの小さな孔などの狭い空間内で液体が上昇する、入り込む現象です。この現象は、液体の表面張力と毛細管内の圧力のバランスによって起こります。

水道用の銅管をロウ付けする場合、以下の手順を実行します:

1. 銅管の表面をきれいに洗浄し、油や汚れを取り除きます。これ大切です。

2.フラックスを塗布します。フラックスは金属表面の酸化被膜を除去します。酸化被膜があるとロウ付けができません。酸化被膜を除去する薬品ですから、作業後は綺麗にふき取らないと銅管が酸化「錆び」します。

3. 銅管の一端を適切な大きさのロウ芯(ろうの棒)で挿入します。ロウ芯は銅管に対して適切な径を持つものを使用します。

4. ロウ芯の一端を直火にかざし、溶けたロウを銅管の一端に滴下します。この時、ロウは銅管の表面に広がりますが、毛細管現象によって銅管の内部に浸透します。

5. ロウが銅管内部に浸透すると、銅管の表面張力とロウの内部の圧力のバランスによって、ロウは銅管の内部に均等に広がります。これにより、銅管とロウ芯がしっかりと接着されます。

6. 残りの銅管にも同様の手順でロウ付けを行います。

このようにして、毛細管現象を利用して銅管とロウを接着することができます。ロウが銅管の内部に浸透し、表面張力と圧力のバランスによってロウが広がることで、強力な接着が実現されます。

ユニットバス壁内部の水道管水漏れ修理

壁が燃えないように、養生しての作業が必須です。

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